こんにちは、シャインマスカット大好きタナーです。
遠藤周作の「海と毒薬」を読んでみたら良かったので、
違う作品も読みたいと思いました。
遠藤周作のランキングサイトみたいなので、
『沈黙』が一位になっていたのでなんとなくチョイス。
文学系で金を払って買ったの久しぶり。Kindle版だけど。
読書感想文を書いてみました。
あらすじ
禁教令によりキリスト教が弾圧されていた日本。
キリスト教の布教活動が困難に、日本に乗り込み潜伏したポルトガル人宣教師の物語。
日本に渡るまでも道のりが険しかったようで、大西洋、喜望峰、ゴア、澳門を経て日本にたどり着く。
隠れキリシタン達の島で匿われなが、司祭として活動するが捕まってしまう。
長崎へ移されキリスト教からの転宗=転ぶを日本の役人から要求され、
周りの百姓キリシタンが拷問に合う。
そんなストーリー
感じたこと
そもそも神さまだとか幽霊の類を信じない私とは価値観が違うんだろうが、
自分だったら殺されるくらいなら転んでしまうだろうな、と思う。
それと、遠藤周作の空気感が伝わってくる文章が好き。
----------以下引用-----------
滝のように蟬の声が聞えて
午後、むし暑い空気が次第にゆれ動いたかと思うと雨が降りはじめた。
『引用:”沈黙” 遠藤周作』
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この時代に生きてはいないが、風景が頭の中に出来上がる。
長崎やマカオにいった事があるってのも大きいんだろうが。
あと、
プロテスタントのオランダ、イギリスとは対立関係にあった とかも思い出されたかな。
読んでて、生き様を体験させらせた気がした。
ただ、物語最後の「切支丹屋敷役人日記」の書き方が読みにくくて
解説サイトを参考にしたり・・・
ネットがない時代に読んでいたらこの文章を解読するのが大変だったと思う。
感じたこと、、
とにかくまた長崎に行きたい
沈黙を読んだ後に長崎に行ってみたらまた違うんだろうな~
天気が良く海が綺麗な日に、長崎へ行ってみたいな~
五島列島の教会群なんかも行ってみたいか~
船に乗って移動するのも楽しそう~
マカオや函館もそうだが、
和洋折衷で風光明媚な場所が好きなのかもしれない。
フィクションとノンフィクションの境界も気になった。
長崎市には遠藤周作文学館ってのがあって、沈黙の世界観に浸れそうだが
ここに行ったらフィクションとノンフィクションの境界がわかるかな?
というか、事実に基づいた部分がどの辺かわかるのかな?
ということで、
貯まってるマイルでサクッと長崎に行ってしまいたい気分になりましたとさ。
IHGキャンペーンの肥やしにも出来てちょうど良さそうだしね。
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