こんにちは、シャインマスカット大好きタナーです。
JR青森駅から徒歩5分程海に向かって歩いたベイエリアにある青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸に行きました。


約34年間と現役最長期間就航し、最終就航の大役を務めた青函連絡船八甲田丸がそのまま博物館になっています。
B1Fのエンジンルームから4階煙突展望台まで、約1時間程の見学コースとなっており、見どころ盛りだくさんです。
国鉄時代の鉄道連絡船ですから、船なのに看板やシート座席などは鉄道っぽく、車両甲板があるのが大きな特徴でしょうか。。
八甲田丸では、船内の客室だったところだけではなく、車両甲板や地下(海面下)のエンジン室、さらに、夏季限定で煙突展望台で360°景色を楽しむことができます。
青森駅から連絡通路を通って連絡船まで移動して北海道函館まで、また北海道から本州へ上陸する人々の情景が目に浮かぶとても魅力的な資料館です。


旅好き、乗り物好き、鉄道好き、船好きにはたまらない博物館となっています。
基本情報とおススメをお伝えします。
基本情報
■場所:青森市柳川一丁目112-15地先
■TEL:(017)735-8150
■営業時間
夏季 (4月1日~10月31日) 9:00~19:00(~受付18:00)
冬季 (11月1日~3月31日)9:00~17:00(~受付16:30)
■定休日
夏季 なし
冬季 月曜日 ※12月31日、1月1日、3月第2週の月~金曜日
■駐車場:有、無料
チケット
おトクにチケットを購入する方法は二つ。
一つは、八甲田丸単独チケットで JAF会員証もしくはSDカード(青森県)の提示で
10%引きの450円になります。
もう一つは、通常料金大人500円ですが、周辺観光施設との共通券も窓口で買うことができます。
施設単独で買うより最大※で700円も安くなっています。
幼児は無料です。
大人 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | ||
---|---|---|---|---|---|
- | 八甲田丸観覧料 | 500円 | 300円 | 300円 | 100円 |
2館共通 | 八甲田丸+アスパム | 1100円 | 700円 | 700円 | 300円 |
八甲田丸+ワラッセ | 900円 | 600円 | 450円 | 250円 | |
3館共通 | 八甲田丸+アスパム+ワラッセ | 1300円 | 900円 | 700円 | 500円 |
八甲田丸+アスパム+浅虫水族館 | 1600円 | 1200円 | 900円 | 600円 | |
青函連絡船共通 | 八甲田丸+摩周丸 | 700円 | - | - | - |
個人的には、青森の八甲田丸と函館の摩周丸との共通券がおススメ。有効期間は1年間。
また、八甲田丸単独券に限り、JAFかードや青森県SDカードを提示すると10%OFFになります。
あゆみ
1988年3月13日、青函連絡船は終航し、青函トンネルを利用する津軽海峡線が開業しました。そして青函トンネル開業30周年を迎えました。
青函連絡船は過去何隻もの船を戦争襲撃で失いながらも、戦後の輸送力回復の為新たに造船され、輸送需要拡大とともに次々と航送能力の大きな船が就航していきました。
しかし時代とともに、航空機や自動車、フェリーなどへの輸送手段の変化も進み、1946年をピークに輸送量、運航回数ともに減少に転じます。
また、1954年台風15号により洞爺丸を含む5隻が沈没しており、青函トンネル竣工、津軽海峡線の開通へ舵を切っていくのです。
見学コース
見学コースは以下の順路で床に赤いテープが敷いてあるので、その通り行きましょう。
2F 入口、受付→3F 遊歩甲板 →4F 航海甲板 →煙突展望台 →1F 車両甲板 →B1Fエンジンルーム → 1F →2F 出口へ
おススメ5選
1.青森駅周辺の人々ジオラマ
ジオラマの一部を紹介するとこんな感じ。


人形がお話しているようなことを津軽弁で音声が流れているのですが、正直ネイティブなまりとは離れている感じで、観光客が聞き取りやすい発音になっています。笑
個人的には、展示の中に旅客運賃表というのがあって、今の1/10程の物価で書いてあるので、面白かったです。


2.資料展示コーナー
青函連絡船の歴史と技術のあゆみに関する資料がとにかくたくさん展示されています。
一部はこんな感じ。


細かい説明は割愛しますが、時間があればじっくり読みたいところです。
船長室を覗くと・・・何があるかはお楽しみに。



航海室は自分が船員になった気分で楽しめます。


3.360°展望~煙突展望台
一番のおススメは、こちら!360°展望できる煙突展望台です。
こちらは夏季限定で入れるところで、私も今回初めて入りました!


陸奥湾を一望できるとても景色のいいところです。幸いお天気でしたし。


津軽海峡フェリーがちょうど出発したところでした。
展望頂上までの階段は、煙突の物々しい感じがまた面白い。
4.エンジン室
運行中は決して入ることのできないエンジン室。
16気筒のエンジンが4台。動いている時の騒音は想像しきれません。。
5.車両甲板
鉄道連絡船の醍醐味はやはり船内にある線路と車両。


展示されていたのは、以下4種


②DD16(ディーゼル機関車)
③スユニ50という郵便車


④ヒ600という可動橋に架かる従量を少なくするために使われた貨車
以上、これ以上紹介すると、楽しみが軽減されてしまうので、この辺で。
船、鉄道に興味のある方は、青森県にお越しの際は是非立ち寄るべきスポットですよ。青森駅に降りたらまずは八甲田丸へ